Sugar Cane Made in Japan Denim Factory Vol.002 – “Dyeing”

TEXT: 東洋エンタープライズ (TOYO ENTERPRISE)

シュガーケーン メイドインジャパン デニムファクトリー Vol.002 「染め」

 

完成した糸をインディゴで染色。デニムの染色を大別すると「ロープ染色」と「かせ染め」のふたつがある。ロープ染色はロープ状に束ねた糸をインディゴ溶液の槽に浸け、引き上げてローラーで絞り、数メートルの高さまで持ち上げ、空気にさらして酸化させることで⻘く染める、という工程を繰り返す手法。一方、かせ染めは藍葉によるインディゴが入った瓶に束ねてかせ状にした糸全体を浸け、引き上げて絞り、空気にさらして染める手法である。

 

シュガーケーンのデニムは、当時の合成インディゴを再現し、モデルによっては琉球藍やハワイ藍なども調合して、ロープ染色で染め上げている。この染色法の最大の特徴は、糸が芯白になる。つまり外側だけが⻘く染まり芯は白いまま残ることだ。これにより、穿き込みの色落ちでデニム生地のアタリが生まれる。ロープ染色では糸をインディゴ槽に通す時間や回数、空気中での酸化時間などがすべて仕上がりに影響する。シュガーケーンでは⻑年の経験を持つ工場の協力を得て、高い芯白性と染め上がりの深い藍色、そして色落ちしたときに残る鮮やかな⻘さを実現している。